|
バブル経済期以降、不動産価格は下がりました。確かに家賃も下がってきたと報じられています。「平均値で見えればそうでしょう。でも、平均値が自分の物件に当てはまりますか?」
一番土地の高かった瞬間は昭和61年ですが、世田谷区の一般的な住宅地の坪単価は800万円しました。今は200万円強でしょう。西新宿の超高層ビル街の家賃は坪当たり80万円でした。今は2万5000円といったところです。しかし、賃貸住宅の家賃は違います。例えば、藤澤さんが独立前に携わった物件、世田谷区の、標準的な広さのあるワンルームは当時も今も8万円。まったく変わっていないのです。
「特に力のある物件は下がるどころか、上がります。私が手がけた南武線中野島の25m2のワンルームは相場より30%高いと言われています。家賃が8万5000円、相場より2万円は高いと。でも、ずっと満室が続いていますし、空いても解約予告時点で次が決まります」
以前は100部屋あれば、いい条件の部屋から順に決まり、とりあえず、100人の入居者がいたから、全部埋まったものです。しかし、今は100部屋に借りたい人は80人の時代。20部屋は「決まらない」のです。決まる物件は決まる、決まらない人気のない部屋は「決まらない」。つまり、家賃収入が「0」の時代なのです。いい物件、悪い物件の差がつきやすい時代なのです。
敷金返還や礼金の減少など、大家さんにはうれしくない状況の多い昨今。それでも、力のある物件なら決まる、下がらないという言葉には勇気づけられます。全体的に「景気が悪い」わけではなく、「一部の人気のない部屋」が平均値を下げているのです。であれば、「勝ち組」に残ることができればいいのです。そして、藤澤さんは、その「勝ち組」に残ることはそれほど難しいことではないとおっしゃっているのです。う〜ん、なんだか、「やる気」が出てきますね。
<藤澤さんの新刊本が出ます>
賃貸経営に必要な『企画』と『運営』を豊富な事例からまとめた書籍、「実践版アパート・マンション経営企画運営マニュアル〜初めて明かすプロパティ・マネジメント 満室稼動への道〜」が2月24日に住宅新報社から発売されます。定価は2835円(税込)全国書店または住宅新報社出版販売部(03-3502-4151)へお問い合わせください。
|