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考えてみると、古本屋さん、古着屋さんなどが人気です。どうして、部屋だけが新築でなきゃダメと思っていたのでしょう。
「長期不況で、中古でもいいじゃないかと思う、堅実な若者が着実に増えています。就職できない人、海外放浪してきた人、語学にも外国人にも抵抗感のない人が増えています。その海外経験の中でゲストハウスを知った人も増えており、そこにも人気が集まってきた理由があります」
景気の動向、若者の意識の変化がこのまま、続くなら、ゲストハウスはまだまだ必要になるはずです。大家さんとしては、どんな物件ならゲストハウスとして貸せるのか、気になるところです。
「今後は新築物件も考えたいと思っていますが、現状では古い物件が中心。ただ、そのまま貸すのではなく、インターネット対応、シャワールーム設置、リビングルームの整備、各室に電気メーターを付けるなどの作業をして、貸すようにしています」
具体的な建物では借りていた法人が撤退してしまった元社員寮、中古の個人住宅、都心の中古ビルのコンバージョンなど。立地では分かりやすい地名がベストだそうですが、「どの駅から歩いても1時間近くという立地で30部屋ほどの物件があります。不便さを補うために、自転車を用意、必要なら貸し出しますよというサービスをつけました。自転車なら15分くらいで駅まで出られるんです。その結果、5万円で満室です」
実際の運営方式では
1.建物を借りて貸し出す
2.建物を買って貸し出す
3.大家さん自身がパートナーとしてゲストハウスを経営する
4.建物を持っていない人がフランチャイズでゲストハウスを運営する
といったやり方があるとか。
また、ビジネスとしてはもちろんですが、山中さんはゲストハウスに違う夢も持っていらっしゃいます。
「礼金・敷金がなければ、そこに住もうと、人が集まりやすい。若い才能が集まってきて、そこにコミュニケーションが生まれ、ネットワークが広がれば、街は元気づく。東京はもっと面白い場所になって行くと思いますよ」
そのためには、と山中さん。「ゲストハウス運営は昔の長屋の大家さんのようなもの。手間はかかるけれど、それだけの意味はある。賛同してくれる大家さんがいらっしゃったら、面白いんですが」
現在の部屋数は700。これが7000になってもいいはず。山中さん、にこっとしての断言です。
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