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国土交通省の住宅市場動向調査(賃貸住宅編2)

 平成16年度の住宅市場動向調査の中から賃貸住宅に関するデータを2回に分けてご紹介する、後編です。

不動産会社経由で部屋を見つけた人が7割
 部屋を見つけた方法としては不動産会社が67.6%と最も多く、ついで、知人等の紹介が15%、住宅情報誌が9.8%、インターネットが7.4%など。知人等の紹介が意外に多く、住んでいる人のクチコミが大切だということが分かります。

決め手は家賃と立地
では、なぜ、その部屋に決めたか。最も大きな理由はやはり家賃で55.7%。ついで、立地が48.2%となっています。この2つが2大条件といえるわけです。

 しかし、それに次ぐのがデザイン・広さ、設備が良いで、40.5%。良い物件であることも大事というわけです。ちなみに、この40%の人たちの挙げた具体的な理由としては

 ・間取り、部屋数が適当だった 67.4%
 ・住宅の広さが十分だった   49.2%
 ・住宅のデザインが気に入った 23.6%
 ・浴室の設備・広さが十分   20.8%
 ・台所の設備・広さが十分   13.4%

 などとなっており、広さ、部屋数、水まわりの設備や広さなどがポイントとなっています。

 また、決め手の中でもうひとつ、気にしたいのが信頼できる不動産会社だったと回答した人が10.5%いたこと。大家さんとしては、どこの会社に依頼するかも大事というわけです。

仲介手数料は全国的に1ヶ月が中心
 仲介手数料の有無と月数を地域ごとに見てみると、

 ・首都圏(有67.0%)
   1ヶ月未満 10.2%
   1ヶ月 87.0%

 ・中京圏(有53.1%)
   1ヶ月未満 23.7%
   1ヶ月 65.2%

 ・近畿圏(有57.9%)
   1ヶ月未満 19.7%
   1ヶ月 72.8%

 中京、近畿では仲介手数料がない契約も半数弱になってきています。

更新手数料は首都圏で1カ月が大半
 更新時の手数料の有無と額を地域ごとに見てみると、中京、近畿はないのが主流。首都圏では1ヶ月が大半です。

 ・首都圏(有56..8%)
   1ヶ月 85.7%(1ヶ月未満も含む)
   2ヶ月 12.0%(1ヶ月〜2ヶ月も含む、無回答1.1%)

 ・中京圏(有9.1%)

 ・近畿圏(有6.3%)

契約時に払ったその他費用は1万円〜2万円
 礼金、敷金、仲介手数料以外に支払った費目としては

 ・駐車場、駐輪場の代金
 ・火災保険料
 ・鍵交換費用、クリーニング費用
 ・自治会費

 などがあがっており、金額は首都圏で1万3637円、中京で1万2482円、近畿で2万160円となっています。

契約費用の捻出、大家さんの対応が「困った」内容
 最後に、賃貸住宅に関して困ったことの有無、その内容です。これについては首都圏で46.6%、中京圏で31.9%、近畿圏で27.6%の人が困ったことがあったとしており、その内容は以下の通り。( )内は首都圏、中京圏、近畿圏順になっています。

 ・礼金・敷金等の金銭的負担  (51.2%、51.9%、57.1%)
 ・連帯保証人の確保  (17.9%、18.5%、34.3%)
 ・必要書類の手配  (18.7%、11.1%、15.7%)
 ・近隣住民の迷惑行為  (32.5%、39.5%、37.1%)
 ・家主・管理会社の対応  (29.3%、22.2%、45.7%)
 ・契約内容の変更  (3.3%、6.2%、8.64%)
 ・修繕費用の不明瞭な請求  (24.4%、23.5%、24.3%)
 ・家賃・敷金の精算  (18.7%、17.3%、20.2%)
 ・中途解約の追加金請求  (1.6%、1.2%、2.9%)

 困ったことのうちの上から3つは、契約時ですが、それ以降は入居中、退去時などにも及んでいます。目につくのは近隣住民の迷惑行為、家主・管理会社の対応、修繕費用や敷金の精算など。こうした点で自分の入居者が不満を抱いていないか、大家さんとしては再考してみてもいいのかもしれません。

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